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2024.01.01
SEN セン(主要10ライン)とは
SEN セン(主要10ライン)とは・・・(主要な10本のSEN センの場所と期待できる効果)
■セン・スマナ (Sen Summana)
(中央)舌先~喉~胸~みぞおち
※このラインはヨーガでいうスシュムナ・ナーディーに近い[適応] ぜんそく、気管支炎、胸部の痛み、吐き気、風邪、咳、喉の疾患、腹痛、躁病、心臓病、横隔膜のけいれん、 上半身のマヒ、消化器系疾患、白昼夢など
■セン・イッタ (Sen Ittha)
(左)左の鼻孔~頭頂部~首~背中1stライン~臀部 ~脚外側3rdライン~膝~脚内側1stライン~腹部~へそ左横のポイント
(セン・ピンカラの反対側)
※このラインはヨーガでいうイダナーディー、中国医学の膀胱経の一部に近い[適応]鼻の不快感、副鼻孔疾患、 頭痛、首こり、 背中の痛み、風邪、膝の痛み、貧乏ゆすり、泌尿器官疾患、腹痛など
■セン・ピンカラ (Sen Pingkhala)
(右)右の鼻孔~頭頂部~首~背中1stライン~臀部 ~脚外側3rdライン~膝~脚内側1stライン~腹部~へそ右横のポイント(セン・イッタの反対側)
※このラインはヨーガでいうピンカラナーディー、中国医学の膀胱経の一部に近い[適応]鼻の不快感、副鼻孔疾患、 頭痛、首こり、 背中の痛み、風邪、膝の痛み、貧乏ゆすり、泌尿器官疾患、腹痛、および肝臓疾患、胆のう疾患など
■セン・カラタリ (Sen kalayhari)
(上)へそ~腹部~胸部~両肩~両腕内側~手~指関節~指先
(下)へそ~鼠経部~両脚内側2ndライン~足~足底ポイント3~足指先[適応] 消化器系疾患、消化不良、背中の痛み、背骨の痛み、腕の痛み、腕のマヒ、脚の痛み、脚のマヒ、膝の痛み、指の関節炎、 胸の痛み、ヘルニア、てんかん、卒中、精神分裂症、ヒステリー、精神障害、不整脈、狭心症、リウマチ性心臓病、 静脈炎、黄疸、百日咳など
■セン・サハサランシ (Sen Sahatsarangsi)
(左)左目~喉~胸部左側~腹部左側~脚外側1stライン~足底~脚内側1stライン~鼠経部~へそ下ポイント
※このラインは中国医学の胃経の一部に近い (セン・タワリの反対側)[適応] 顔面マヒ、歯痛、喉の痛み、目の充血、目の腫れ、白内障、目の機能障害、胸の痛み、胃腸病、泌尿器系疾患、発熱、 脚のマヒ、脚のしびれ、膝関節痛、ヘルニアなど
■セン・タワリ (Sen Thawari)
(右)右目~喉~胸部右側~腹部右側~脚外側1stライン~足底~脚内側1stライン~鼠経部~へそ下ポイント
※このラインは中国医学の胃経の一部に近い (セン・サハサランシの反対側)[適応]顔面マヒ、歯痛、喉の痛み、目の充血、目の腫れ、白内障、目の機能障害、胸の痛み、胃腸病、泌尿器系疾患、発熱、脚のマヒ、脚のしびれ、膝関節痛、ヘルニアおよび黄疸、虫垂炎など
■セン・ウランガ (Sen Uragka)
(右)右耳~喉の右側~胸部右側~乳首右側~みぞおち
※ (セン・ラウサンの反対側)[適応] 耳の疾患、 難聴、耳鳴り、咳、顔面マヒ、歯痛、胸の痛み、胃腸障害および不眠症、皮膚下のかゆみなど
■セン・ナンタクラワット (Sen Nathakrawat)
→セン・シキ二 (Sen Sikhini) へそ~尿道~尿道口
→セン・スクマン (Sen Sukhumang) へそ~結腸~肛門[適応] ヘルニア、頻尿、不妊症、生理不順、性的不能、早漏、尿閉、下痢、腹痛など
■セン・キチャナ (Sen Khitchanna)
→セン・ピタクン (Sen Pitakun) (男性)へそ~陰茎
→セン.キチャ (Sen Kitcha) (女性)へそ~子宮~膣[適応] ヘルニア、頻尿、不妊症、生理不順、性的不能、早漏、尿閉、下痢、腹痛および性的衝動の安定
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2024.01.01
四大元素(タート)とは・・・
四大元素(タート)とは・・・
タイ伝統医学の理論では、「全宇宙が土、水、風、火の4つの元素で成り立っている」という概念に基づいています。これらの元素を人間(小宇宙)の身体に当てはめると、
【土の元素:固体の要素で硬性、持続性、耐久性などの性質をもつ】
髪、体毛、爪、皮膚、筋肉、腱、筋膜、骨、骨髄、歯、肺、肝臓、心臓、腎臓、脾臓、胃、腸、新しい食べ物、古い食べ物(排泄物)、脳、脊髄の20種類【水の元素:液体の要素で、浸透性、流動性などの性質をもつ】
涙、唾液、痰、鼻水、胆汁、リンパ液、血液、汗、脂肪、脂肪油、関節液、尿の12種類【風の元素:体内のエネルギーの循環システムの要素】
体内を上昇する流れ、下降する流れ、腸の中の流れ、腸の外の流れ、体内全体の流れ、呼吸の流れの6種類【火の元素:温めたり、熱くしたり、燃焼するエネルギーの要素】
体温、熱暑、衰退、(新陳代謝)消化の4種類四大元素のバランスを乱す原因について・・・
①季節:夏季、雨季、冬季、などの季節の変化
②年齢:幼年期(~16歳)は風邪、喘息、下痢などの胆汁の異常、
青年期(17~32歳)熱、倦怠感、食欲不振などの血液の異常、
壮年・老年期(33歳~)腹痛、眩暈、耳鳴り、たちくらみ、などの風の異常による病気が多くなる。③時間:6~9時、18時~21時は痰の異常、
9~12時、21~24時は血液の異常、
12~15時、24~3時は胆汁の異常による病気が多くなる。④国:暑い国は火、温かい国は水、涼しい国は風、寒い国は土のタートが関係する病気をおこしやすい。
⑤行動:食事、姿勢、寒暖、睡眠、排せつ、疲労、悲しみ、怒りなどの生活習慣や激しい感情が病気を起こしやすい。
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2024.01.01
タイ古式マッサージについて
タイ古式マッサージとは・・・
「世界で一番気持ちいいマッサージ」「二人ヨガ」の別名を持つ2500年の歴史を持つと言われているタイ伝承療法の1つ。施術者が全身(拇指、肘、膝、足裏など)を用いて、お客様の頭の先からつま先まで全身につながるSENと言われる経絡のようなエネルギーラインを刺激しストレッチし、気・血・水の巡りを良くし、自然治癒力、免疫力を高める事を目的とした施術です。
指圧、筋膜リリース、骨格調整、整体効果、ストレッチなどさまざまな要素が含まれています。
<タイ古式マッサージの理論と期待できる効果>
タイマッサージはタイ伝統医学の治療方法の1つとして発達してきましたが、主に以下の2つの理論に基づいています。① 四大元素 理論 ・・・四大元素(タート)とは?
② SEN(主要10ライン)理論 ・・・SEN セン(主要10ライン)とは?四大元素のバランスが保たれているとき、人間は健康でいることができると言われ、バランスが崩れると自然界では天変地異が起き、人間は病気が起こると考えられています。
バランスが乱れる原因には、季節・年齢・時間・国・行動 が関係しバランスを整えるには、生命エネルギー(プラーナ)が流れる経路であるSEN(セン)を刺激し流れを良くすること。
SEN(セン)には四大元素のバランスを保つ役割があると考えられています。
中医学では経絡、インドの伝統的な健康法や哲学ではナーディと呼ばれる生命エネルギーの通り道があるとされていますが、タイ古式マッサージでは、人間の身体には72000本の生命エネルギーが流れる道(セン)があって、その中でもメインとなる10本の流れを良くすることで、残り71990本の流れも良くなると教えられています。
この主要な10本のエネルギーライン(セン)を刺激し生命エネルギーの流れを改善することで、4大元素のバランスを整えられると考えられています。
具体的には、
「風」は主にエネルギー、血流、栄養が全身に行き渡るようにします。
「水」は主に血液やリンパ液の流れを改善し、老廃物の排出を促進します。
「土」は主に骨や筋肉、内臓を整えます。
「火」は主に感情を鎮め、体温を正常に保ち新陳代謝を促進します。四大元素のバランスが整うことで、体内の流れが良くなり、自然治癒力、免疫力が高まり健康を保てるようになっていくと考えられています。